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■アトピーとは? アトピー(アトピー性皮膚炎)とは、長期に渡って、かゆみの強い湿疹が良くなったり悪くなったりが繰り返し起こる病気のことです。 「アトピー性皮膚炎」という病名は、ギリシャ語で『原因不明』とか『不思議な』皮膚炎という意味があります。 1960年にアメリカのザルツバーガーが日本にはじめてアトピー性皮膚炎を紹介しました。 当初、乳幼児など子供に多い病気だと言われていましたが、近年、大人の発症例が多数出ているそうです。 アトピー性皮膚炎にかかると、かゆみに悩まされるため精神的ストレスを感じる場合が多く、社会生活にも影響が出てしまうケースもあります。 アトピーによって、社会生活に影響がでてしまう成人が多くなってきたため、アトピーは社会問題になりつつあります。

間違いだらけのアトピー治療

間違いだらけのアトピー治療 人気ランキング : 36080位
定価 : \714
販売元 :新潮社
発売日 : 2005/10/01
発送可能時期 : 通常2〜3日以内に発送
価格 : \714

現時点での対症療法の正当性

この本の著者は、臨床の医師であり、現時点でのアトピー治療の対症療法の正当性について述べている。最終的な治療は、根治治療であろうと思われる。しかし、アトピー治療では、根治する治療法が存在しない以上、現時点での最上策が、対症療法である主張している。そして、現時点の治療でも、かなり低いレベルでの発症を制御できると主張している。
この本には、述べられていないが、長期的研究の発展による根治治療は、切に望むものである。

ステロイドは福音か

著者は金沢大学医学部皮膚科教授、多数の著書でステロイドを忌避する新療法の批判を行っている。筆者は長年アトピーに悩まされ、長らくステロイドの外用を行っている。確かに効果はある。しかし少数派の意見(例えば丹羽和幸博士)にあるような副作用、例えばすく内出血する、感情障害がある、などの副作用があるのも事実である。筆者は漢方医療の経験もあり、その効果はステロイドを越えていた。副作用も無かった。確かに著者が「アトピービジネス」で指摘したような患者の弱みにつけこんだインチキ療法(美肌水など)が存在するのも事実である。しかし「代替療法」として押しやられている一部の治療法にも効果が見られることが多い。もっと視野を広げてアトピーの治療法を論じる必要があるのではなかろうか。著者の一連の著作は、一部のインチキ療法を告発すると同時に、数多く存在する本当に効果がある療法をも排除する可能性がある。アトピーは複雑な疾患であり、決め付けは良くない。公平な科学的探究がなされることを期待したい。

科学的根拠のもと書かれた本

アトピーに関する書籍は山ほど出版されているが、意外と科学的データに基づいたものは少ない。著者はまず標準的な治療を正しく行うことで、その殆んどは改善していくと述べている。現代は多様な情報を入手できるが、その真偽を判断しにくい世の中である、この書籍は情報の真偽を冷静に見極めるという意味でも意義深い内容を持っている。

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